前提知識

• growi/.devcontainer/docker-compose.yml で指定されている MongoDB バージョンが commit: eb226b8 external_link で 4.4 から 6.0 にアップグレードされました。
• docker の性質上それまで利用していたコンテナを使い続けますが、rebuild container した際に mongo:4.4 で開発していたDBデータを引き継ぐためには以下の手順が必要になります。
• v4.4 から v5.0, v5.0 から v6.0 へ順番にアップグレードする必要があります。

1. v4.4 から v5.0 へのアップグレード

1. growi/.devcontainer/docker-compose.yml で mongo サービスのイメージを mongo:5.0 へ書き換える

  mongo:
    image: mongo:5.0
    restart: unless-stopped
    ports:
      - 27017:27017
    volumes:
      - /data/db

2. robo3T などから以下のコマンドを実行する

db.adminCommand( { getParameter: 1, featureCompatibilityVersion: 1 } )

3. return value に以下が含まれていることを確認する

"featureCompatibilityVersion" : { "version" : "4.4" }

4. version が 4.4 でない場合は以下のコマンドで書き換える

db.adminCommand( { setFeatureCompatibilityVersion: "4.4" } )

5. Docker Desktop から MongoDB v4.4 を停止する
6. VSCode で Ctrl + Shift + P から「Remote-Container: Rebuild Container」を選択する

2. v5.0 から v6.0 へのアップグレード

1. growi/.devcontainer/docker-compose.yml で mongo サービスのイメージを mongo:6.0 へ書き換える

  mongo:
    image: mongo:6.0
    restart: unless-stopped
    ports:
      - 27017:27017
    volumes:
      - /data/db

2. robo3T などから以下のコマンドを実行する

db.adminCommand( { getParameter: 1, featureCompatibilityVersion: 1 } )

3. return value に以下が含まれていることを確認する

"featureCompatibilityVersion" : { "version" : "5.0" }

4. version が 5.0 でない場合は以下のコマンドで書き換える

db.adminCommand( { setFeatureCompatibilityVersion: "5.0" } )

5. Docker Desktop から MongoDB v5.0 を停止する
6. VSCode で Ctrl + Shift + P から「Remote-Container: Rebuild Container」を選択する

横着編

1. Docker Desktop から MongoDB コンテナを削除する（DBデータが消えるので注意）
2. Ctrl + Shift + P から「Remote-Container: Rebuild Container」を選択